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鉢植えをより美しく演出するため、古来から

鉢植えをより美しく演出するため、古来から展示方法もさまざまに工夫されて来た。しかし、場合によっては鉢を隠す演出も見られる。

室内等で鑑賞する場合、排水孔から流れ出る余剰な水を受けるための受皿を併用することが多い。欧米では、排水孔のある植木鉢には普通同じ材質、デザインの受皿がセットで製造、販売されることが多い。その場合、受皿の口径は原則として植木鉢の口径に等しい。更に受皿の下に、受け布を敷くこともある。ある程度まとまった数の植木鉢を陳列する時は、数鉢分が収まる大きな金属製の受皿を使うこともある。

培養土の表面には、化粧砂が施されることもある。多くは植物名や品種名を記した名札、ネームプレートが鉢の縁に設置される。これらは現代ではプラスチック製が多いが、凝ったものでは漆塗りや陶磁器のものがある。

駄温鉢やビニールポットの場合は鉢カバーを使うこともある。また欧米では鑑賞鉢にすっぽりと収めて飾ることも多い。

欧米の大型鑑賞鉢は、単独で床に直接設置する場合は、椅子の生活スタイルから、高さ数十センチメートルのスタンドが使われる。これも植木鉢と同質、同柄でセットになっていることが多いが、木等で別に作られるものもある。また鉢とスタンドが一体化して作られているものもある。センターピースとして卓上に飾るものは、脚付きの台が付属していることがある。

盆栽では、室内では多くの場合入念に装飾が施された紫檀などの唐木で作られた台を設置し、その上に置くことが多い。台は多く植木鉢の形に合わせたものが用いられる。

古典園芸植物では、いくつかの方法がある。古典菊では、屋外に「花壇」と呼ばれる横長の長方形の展示場を設営する。三方をよしずで囲い、屋根を設け、背景には障子を配することもある。植木鉢は三列から五列に並べ、地面を掘るか土を盛り上げて埋め込み、地面から植物が生えているように見せることもある。肥後花菖蒲や肥後朝顔では室内に毛氈を敷き、一列に鉢を並べ、背後には屏風を立てる。オモト等では、一鉢ずつ木製の台に載せることが多い。サクラソウでは、屋外に「花壇」と呼ばれる屋根付き展示台を作る。菊花壇に類似するが五段の棚を持ち、33鉢から36鉢を陳列する。
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イギリスのオーリキュラなどフローリスツ・フラワーでも、18世紀から展示台に多数の鉢植えを陳列した。これを舞台に見立てて、「シアター」または「ステージ」と呼び、豪華な装飾を施し、実際の劇場のようにオペラカーテンを備えたり、ランプを備え付けて照明するものもあり、背景には風景画を描いたり、鏡を貼って後ろ側も見えるようにしたり、黒のヴェルヴットで覆い花を浮き立たせたりするなどの試みが行なわれた。

この他園芸の進展に合わせ、ヴィクトリア時代には特に金属製の洒落た植木鉢スタンドが流行し、多くは数段からなる角形や円形、半円形などのさまざまなものが市販されていた。また、水槽や鳥籠、噴水、彫刻などとセットになったものもあった。

イベント的な花の展示会では統一感の演出のため、多くの鉢植えを樹皮チップ等ですっかり覆い、同一の地面から生えているように見せかける手法もよく採られる。

なお、工芸品として、それのみで鑑賞に値する植木鉢も少なくないが、全体的に見て植木鉢は日用品扱いされ、一般に陶芸の世界では植木鉢は重視されていないことが多い。

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2009年06月06日 12:01に投稿されたエントリーのページです。

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