女王蜂(じょおうばち)は、群で生活を行う真社会性を有するハチの集団において、繁殖に携わる雌の個体のことである。アリやシロアリの場合は女王蟻と言う。その群れの中で中心として巣に単身で君臨するように見えることから、この名があたえられた。しかし実際には特に群れを統率するというような行動や役割を有するものではなく、生物学的には生殖虫という。
例えばミツバチの群を形作るのは働き蜂(雌)、雄蜂、そして女王蜂の3種類で、産卵能力を持たない働き蜂に対して、女王蜂は産卵能力を有す[1]。ミツバチの群における女王蜂は、働き蜂、雄蜂と異なり蜜を餌とせず、ローヤルゼリーを餌とし、その群の求心力となる。
なお、創作等では女王蜂と王蜂が巣に君臨しているように描かれる例もあるが、ハチやアリではこのようなものは存在せず、雄は交尾すると死んでしまう(シロアリでは女王と王がいる)。
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境界線
一般的には女王蜂(または女王蟻)は単独で巣を作り、繁殖を開始する。子供が育つと働き蜂(または働き蟻)になるから、それに巣や子の世話を任せ、繁殖のみを行うようになる。したがって、一つの群れの個体はすべて女王の子である。ただし、女王が途中で死んだ場合、群れの中から新たに女王が生まれる例もある。これは、女王が出すフェロモンが働き蜂(または働き蟻)の繁殖能力を奪っているためと考えられる。